竈門神社の祭典・行事

1月1日 歳旦祭
新年を迎え、皇室の弥栄えと国家国民の繁栄・平和、更には皆様方の家運隆昌と幸せをお祈りする祭典が行われます。

同  作だめし神事
農作物は、私達が生きていく上で欠くべからざるもので、古来より日本人は神々に五穀の豊穣を祈り、また感謝の誠を捧げて来ました。
「作だめし神事」は、農作物の吉凶を記した「みくじ」よってその年の出来高を占い、豊穣を予祝する神事です。


1月4日 愛嶽神社祭
愛嶽神社は、火の神・軻偶土神(かぐつちのかみ)がお祀りされています。江戸時代の諸記録にも見える由緒ある神社であり、牛馬が農業や交通の手段としてなくてはならなかった時代、牛馬安全・五穀豊穣を願う参詣者で賑わいました。
今日では、火伏せの神・商売繁盛の神として信仰されています。


3月頃(旧暦初午の日) 式部稲荷神社初午祭
お稲荷さんと天神さまは、我々に最も親しまれている神さまでしょう。
特にお稲荷さんは、商売繁盛の神さまとして信仰され、竈門神社の境内にある「式部稲荷」では、旧暦の初午の日に初午祭が執り行われます。


3月下旬〜4月上旬 桜の見頃
  散るたびにもえこがれてもおしきかな
    かまとの山の緋桜の花        道信法師
竈門神社は桜を縁木とし、御神紋も「桜」です。特に緋桜は宝満山の神木として古歌にも歌われ、江戸時代の地誌に上宮神殿前に緋桜があったと記されています。
現在宝満山に緋桜はないが、多くの方々から奉納された桜が咲き誇る3月下旬の竈門神社境内は、自然の緑と桜の花のコントラストが美しく、桜の名所として知られています。


4月中旬 縁結び大祭
福岡近郊には、16歳の春に宝満山に登り、成人の報告をし、頂上付近の木に縁結びのこよりを結んで良縁を願う信仰があり、4月16日の前の日曜日に、男女の縁はもとより、私達のあらゆる良き縁を願って、縁結び大祭を執り行います。


4月中旬 しゃくなげ見頃
修験道では、石楠花(しゃくなげ)は呪力のある花として尊ばれてきました。宝満山は、「つくし石楠花」の名所として知られ、新緑の美しい頃、宝満山一の鳥居付近や竃門神社境内の約100本の石楠花が薄いピンクの花を付けます。


5月第2日曜日 宝満山峰入り
昭和57年、この山の開山心蓮上人の1300年忌を期に宝満山伏の末孫、今もこの山を修行の場としている修験者の人々を中心にして結成された宝満山修験会により、霊山宝満に相応しい峰入りと護摩焚きが行われます。
5月中旬、山伏と一緒に山に登ろうと法螺貝が山々にこだます中、竈門神社下宮で読経の後に一の鳥居で入山作法を行い、一般参加者共々に峰入りが行われ、宝満山開山の心蓮上人の墓に詣でます。
  詳しくはこちらへ


5月最終日曜日 宝満山護摩焚き
5月下旬には、古来よりの装束に身を固めた山伏により「山伏問答」「壇作法」「護摩供」と古式の通りに採燈護摩供が行われる。火が燃えさかり、煙がもくもくと立ち上る中、人々の様々な願いが書かれた護摩木が投げ入れられ、修験の修法により不幸不運を焼き払い幸運を招く護摩焚きの神事があります。終わると護摩壇が崩され、老若男女が除災招福を祈って火生三昧、即ち「火渡り」の行事が行われます。
  詳しくはこちらへ


7月15日前の土曜日 夏祭
11時より祭典が斎行され、終了後、氏子の方々によって奉製された茅の輪をくぐり、無病息災を祈ります。
夜は、境内に提灯と竹筒ろうそく200本が灯され、子供花火大会などが行われます。


7月20日前の日曜日 宝満山山開き
11時より、宝満山山頂の竈門神社上宮において、夏山開きが行われます。


8月7日 七夕まつり
七夕飾りが立てられ、ご参拝の方々が、それぞれの願い事を結びます。19時より御本殿で祭典・神楽が奏され、境内に参道には竹筒ろうそく400本が灯される幽玄な一夜をお楽しみ下さい。


11月3日 もみじ祭り
 峯嵐ふきて山のうすもみじ
   かまどの山の秋の朝あけ  西高辻信任
竈門神社は紅葉の名所としても知られ、秋は全山紅葉の錦となり、下宮の五色紅葉の下では、11月3日を中心に「紅葉まつり」が繰り広げられます。



たより 歴史 年間の祭典・催事 アクセス 注目の行事

竈門神社TOP