新嘗祭(にいなめのまつり)とは、新穀をお神さまへお供え致し、収穫を神恩に感謝申し上げる祭です。
記紀によりますと天照大神様が天孫「ににぎのみこと」をして、この世に稲作を奨められ、人間の食べていくものとして稲の種を賜わったと記述されていますが、我々の先人が稲作を始めて以来、全国の神社では毎年この新嘗祭が執り行なわれています。宮中では、天皇さま御自ら水田にお田植えをなされ、刈り取られた新穀を神嘉殿にお供えされ御自らも食されます。
当宮では斎田にて収穫した新穀また氏子の方々によって献納された新穀を御本殿にお供えし、天神地祇(てんしんちぎ)即ち八百万の神々に感謝の祭を執り行ないます。
新嘗祭の後、新年より各家庭にお祀りいただきます大麻(お札)の頒布式を執り行ないます。 |