太宰府天満宮に古くより伝えられています四度の宴の一つである残菊の宴を曲水の庭にて斎行致します。
九州各地の書道家に御参宴戴き、菊酒を頂く「盃の儀」が曲水の庭にて行われ、その後、文書館に於いて「墨書の儀」にて席上揮ごうがなされ、天神さまへ奉納されます。
中国では古くより菊は、長寿の効力があるといわれ、重陽の宴で菊酒を飲む風習がありました。日本では、天武天皇の御代にはじめて催され、平安朝には恒例となりました。
太宰府天満宮の残菊の宴は、康保元年(964)大宰府の官人であった小野好古により、菊の花を愛でられた菅原道真公をお忍び致し始められたと伝わっています。
平安朝の雅な文化を今に伝える残菊の宴をどうぞご覧下さい。 |
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